建築士妻と男性不妊夫の妊活ブログ

二級建築士であり、転勤妻でもある私と男性不妊(非閉塞性無精子症)である夫との妊活記録。

通院⑥(初めての精液検査)

 

 

初めての精液検査にあたり、

まずは感染症の検査をしました。

 

検査自体は採血だけなので、

すぐ終わりましたが

検査項目が多いせいか

実費で 6,210円かかりました。

 

特に感染症の心配もなく

いよいよ精液検査。

検査当日の朝に夫に

カップに採精してもらいました。

 

一応、手伝おうか?と聞いたのですが 笑、

自分でやった方が早いからと、

なんなく採精してくれました 笑

男性の中には、

何時にとってくれ!なんて言うと

なかなかうまくいかない方も多いと

聞いたので、夫の素早さには拍手です!

 

夫は仕事なので、私が病院へ提出に。

夏の暑い日、精液の入ったカップ

カゴバックに入れ駅前を歩くときは

なんだかいけない事をしているような、

不思議な気分でした 笑

 

クリニックでは、精液提出用の窓口があり

いつもの診察とは違う階にあるので

誰にも会わずに提出できました。

 

その日のうちに結果が聞けるという事で

待合室で待機。

この日までに無精子症の可能性も

考えてはいたので、本当に不安でした。

 

待つ事30分。

診察室に呼ばれ、何も写っていない

顕微鏡のモニターを見せられました。

 

先生「無精子症ですね。」

 

不安に思っていた事が的中し、

頭が真っ白になりました。

 

先生が色々と説明してくれたのですが、

涙が出てきてしまって、

どうにも止めることが出来ませんでした。

 

私の涙を見て、先生は少しアタフタしながら

 

先生「まだ可能性がゼロになったわけじゃ

   ないですよ。これから詳しい検査を

   しましょう」

 

もう頭の中は、夫になんて言おう…と。

待合室に戻っても、涙が止まらず

絶望感でいっぱいでした。

 

今後の詳しい検査の話をするために、

看護師さんに呼ばれたのですが、

目を真っ赤にしている私を見て、

誰もいない個室に通してくれました。

 

「先程の先生のお話で、分からないことや、

 疑問があれば何でも聞きますよ。

 落ち着くまで、こちらにいてもらって

 大丈夫ですよ。」と言ってくださいました。

 

不妊治療クリニックなので、

きっと待合室に号泣している患者がいれば

他の人達も動揺させてしまうからの

配慮だったのでしょうが、

その優しさに、

気持ちもやっと落ち着きました。

 

 

その後の説明も聞き、お会計は1,160円。

次回は再度の精液検査と、

ホルモンの値を調べる血液検査を

夫も一緒に受診することになりました。

 

帰りの駐車場の車の中で夫に電話。

 

妻「無精子症だって」

夫「え…本当に。そうか…。」

 

夫は職場にいたので、それ以上の話はせず

じゃあ後でLINEするね と電話を切りました。

 

 

 

 

 

続きます。